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必要な道具と材料
外壁のコーキング補修に必要な道具と材料は、以下の通りです。ホームセンターやインターネット通販などで手軽に購入することができます。
- コーキング剤:外壁の種類や補修箇所に合わせて選びましょう。シリコン系、ウレタン系、変成シリコン系などがあります。
- コーキングガン:コーキング剤を押し出すための道具です。カートリッジ式とチューブ式があります。
- カッターナイフ:古いコーキング材を剥がしたり、ノズルをカットしたりする際に使用します。
- ヘラ:コーキング剤を均一に仕上げるために使用します。
- マスキングテープ:コーキング剤が不要な箇所につかないように保護するために使用します。
- プライマー:コーキング剤の密着性を高めるために使用します。
- 刷毛:プライマーを塗布する際に使用します。
- 溶剤(シリコンオフなど):古いコーキング材の油分を除去するために使用します。
- ウエス(布):汚れを拭き取ったり、余分なコーキング剤を拭き取ったりする際に使用します。
- バケツと水:手を洗ったり、道具を洗ったりする際に使用します。
- 安全メガネ:作業中に目に入るのを防ぎます。
- 軍手:手を保護します。
コーキング剤の種類については、次のセクションで詳しく解説します。
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コーキング剤の種類と選び方
コーキング剤には、主にシリコン系、ウレタン系、変成シリコン系の3種類があります。それぞれの特徴と選び方を解説します。
| 種類 | 特徴 | メリット | デメリット | 用途 |
|---|---|---|---|---|
| シリコン系 | 耐水性・耐候性に優れる | 安価、カラーバリエーションが豊富 | 塗料が密着しにくい、汚れやすい | 水回り、窓枠 |
| ウレタン系 | 柔軟性・耐久性に優れる | 塗料が密着しやすい、衝撃に強い | 耐候性がやや低い、紫外線に弱い | ALCパネル、モルタル |
| 変成シリコン系 | シリコン系とウレタン系の良い点を併せ持つ | 塗料が密着しやすい、耐候性に優れる | やや高価 | 外壁全般 |
外壁の補修には、変成シリコン系コーキング剤がおすすめです。耐久性・耐候性に優れ、塗料も密着しやすいため、長持ちさせることができます。ただし、補修箇所や外壁の種類によっては、他の種類のコーキング剤が適している場合もありますので、専門業者に相談することをおすすめします。
コーキング剤を選ぶ際には、色も重要です。外壁の色に合わせて、できるだけ近い色のコーキング剤を選びましょう。色選びに迷った場合は、少し薄めの色を選ぶと、目立ちにくくなります。
DIYにおすすめのコーキング材:
- セメダイン POSシール LM: 変成シリコン系で、耐候性・耐久性・塗装性に優れています。幅広い用途に使用でき、DIY初心者にも扱いやすいです。
- コニシ ボンド 変成シリコンコークNB:変成シリコン系で、耐候性・耐久性に優れています。低温時の作業性にも優れており、冬場のDIYにもおすすめです。
- シャープ化学 シーリング剤 シャーピー シリコーンS:耐候性・耐久性に優れたシリコン系シーリング材です。防カビ剤入りで、水回りの補修にも適しています。
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補修の手順:コーキング打ち替え
ここでは、古いコーキング材を剥がして、新しいコーキング材を打ち込む「コーキング打ち替え」の手順を解説します。
- 古いコーキング材の撤去:カッターナイフで古いコーキング材に切り込みを入れ、丁寧に剥がしていきます。
- 清掃:剥がした後の隙間をブラシやウエスで清掃し、ゴミやホコリを取り除きます。
- マスキング:コーキング剤が付着して欲しくない箇所にマスキングテープを貼ります。
- プライマー塗布:刷毛でプライマーを隙間に塗布します。プライマーはコーキング材の密着性を高めるために重要です。
- コーキング充填:コーキングガンにコーキング剤をセットし、隙間に充填していきます。均一に充填するように心がけましょう。
- 均し:ヘラを使って、コーキング剤を均一に仕上げます。余分なコーキング剤はヘラで取り除きます。
- マスキングテープ剥がし:コーキング剤が乾燥する前に、マスキングテープをゆっくりと剥がします。
- 乾燥:コーキング剤が完全に乾燥するまで、触らないようにしましょう。乾燥時間はコーキング剤の種類によって異なりますので、説明書を確認してください。
古いコーキング材を剥がすコツ
古いコーキング材は、カッターナイフで切り込みを入れるだけでなく、専用の剥がし剤を使用すると、より簡単に剥がすことができます。剥がし剤を使用する際は、必ず使用方法をよく読んでから使用してください。
コーキングを均一に仕上げるコツ
コーキング剤を均一に仕上げるためには、ヘラを一定の角度に保ち、一定の力で滑らせることが重要です。また、ヘラを水で濡らすと、コーキング剤がヘラに付きにくくなり、より綺麗に仕上げることができます。
補修の手順:ひび割れ補修
ここでは、外壁のひび割れをコーキング剤で補修する手順を解説します。
- 清掃:ひび割れ部分をブラシやウエスで清掃し、ゴミやホコリを取り除きます。
- マスキング:コーキング剤が付着して欲しくない箇所にマスキングテープを貼ります。
- プライマー塗布:刷毛でプライマーをひび割れ部分に塗布します。プライマーはコーキング材の密着性を高めるために重要です。
- コーキング充填:コーキングガンにコーキング剤をセットし、ひび割れに充填していきます。ひび割れの中にしっかりとコーキング剤が入り込むように、ゆっくりと充填しましょう。
- 均し:ヘラを使って、コーキング剤を均一に仕上げます。余分なコーキング剤はヘラで取り除きます。
- マスキングテープ剥がし:コーキング剤が乾燥する前に、マスキングテープをゆっくりと剥がします。
- 乾燥:コーキング剤が完全に乾燥するまで、触らないようにしましょう。乾燥時間はコーキング剤の種類によって異なりますので、説明書を確認してください。
深いひび割れの補修
ひび割れが深い場合は、コーキング剤を一度に充填するのではなく、数回に分けて充填すると、より綺麗に仕上がります。また、ひび割れが大きく開いている場合は、バックアップ材を挿入してからコーキング剤を充填すると、コーキング剤の使用量を抑えることができます。
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DIY補修のメリットと注意点
外壁のコーキング補修をDIYで行うことには、いくつかのメリットがあります。まず、業者に依頼するよりも費用を抑えることができます。また、自分のペースで作業を進めることができるため、時間的な制約も少なくなります。さらに、自分で補修を行うことで、住まいへの愛着が深まり、メンテナンス意識も高まります。
しかし、DIYには注意点もあります。まず、高所作業になる場合は、安全対策を徹底する必要があります。足場をしっかりと固定し、ヘルメットや安全帯を着用するなど、万全の準備を行いましょう。また、コーキング剤の選定や施工方法を間違えると、かえって劣化を早めてしまう可能性もあります。
DIYで補修できるのは、あくまで軽微なひび割れやコーキングの劣化に限ります。構造に関わるような大きな損傷がある場合は、専門業者に依頼するようにしましょう。ご自身の判断が難しい場合は、業者に見積もりを依頼し、専門家の意見を聞くことをおすすめします。
DIYが可能なケースと不可能なケース
DIYで対応できるのは、主に以下のようなケースです。
- 幅3mm以下の細いひび割れ
- コーキングの表面的なひび割れや剥がれ
- コーキングの肉痩せ(コーキング材が痩せて隙間ができている状態)
- 釘頭からのサビによる軽微な汚れ
一方、以下のようなケースは専門業者に依頼しましょう。
- 幅3mm以上の大きなひび割れ
- 構造に関わるひび割れ(基礎部分など)
- 雨漏りが発生している場合
- 広範囲にわたるコーキングの劣化
- 高所での作業で安全確保が難しい場合
安全第一で判断し、少しでも不安を感じたら専門業者に相談しましょう。
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まとめ:雨漏り修理は専門業者への依頼が安心
雨漏り修理において、コーキングは重要な役割を果たしますが、DIYで行うにはリスクが伴います。適切なコーキング材の選定や、下地処理、均一な充填など、専門的な知識と技術が必要です。DIYによる不適切な施工は、雨漏りを悪化させるだけでなく、建物全体の劣化を早める可能性もあります。
信頼できる業者を選び、しっかりと調査してもらい、原因を特定することが重要です。複数の業者に見積もりを依頼し、費用やサービス内容を比較検討しましょう。契約内容をしっかりと確認し、工事中のコミュニケーションを密にすることで、スムーズな工事を進めることができます。
雨漏り修理後も、定期的な点検やメンテナンスを行い、雨漏りの再発を予防することが重要です。外壁塗装や屋根のメンテナンス、排水設備の清掃などを定期的に行い、建物を長持ちさせましょう。
もしも、雨漏りの原因特定や、最適な修理方法の選択に迷ったら、お気軽にご相談ください。豊富な経験と知識を持つ専門家が、お客様の状況に合わせた最適な解決策をご提案いたします。雨漏り修理は、建物の寿命を左右する重要な工事です。信頼できる業者を選び、安心・安全な雨漏り修理を行いましょう。
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